悪質な訪問販売が増えています。
例えば、「無料で屋根の診断をします」「近所で屋根の修理をしています」などと言って業者が訪ねて来る。断ったにもかかわらず「診るだけは無料ですから」と屋根に上がり屋根の様子を撮影。そしてその写真を見せながら「屋根が傷んでいて、このままでは地震の際に瓦が落下し危険です。地震に強い瓦があり、代金は350万円のところを今なら200万円にします」などと言ってリフォーム工事を勧めてくる。施主は「150万円も安くしてもらえるなら…」と業者を信用し工事をする事に。
翌日、施主が近所のAさんと立ち話中に屋根のリフォーム工事を業者に依頼した事が話題となる。Aさんは「知り合いに瓦屋がいるから、契約金額が妥当な額かどうか聞いてみる」と言ってくれた。
数日後、Aさんの知り合いの瓦屋の見積もりでは工事金額が全部で100万円程度で済む事が分かった。施主は100万円もの大きな差額に驚きクーリングオフを申し出たが、業者は「解約の申し出は一方的で絶対に認められない。減額なら応じる」と対応。その後、施主に無言電話が続いたと言う。
悪質な業者を屋根に上がらせてしまうと点検の際に故意に不良個所を作るケースもあり、また、不必要で粗雑な施工をされてしまう事例もありますのでご注意下さい。
工事店を選ぶポイントとしましては、建設大臣・都道府県知事の建設業許可を得ているかどうか、かわらぶき技能士1級・2級(国家資格)の有資格者がいるかどうか、組合に加盟しているか等も目安になるでしょう。
瓦屋根診断、修理に関するお問い合わせは、地元の屋根工事店に相談される事をお勧め致します。
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